12 体験談 兄の納骨
12 体験談 兄の納骨
tankuroです。こんにちは。
前回の兄の葬儀に引き続き49日の
法要の話です。
貧しい私達にも精一杯送れました。
気楽に見っててくださいね。
◆◆ 私の後見人の役目は、まだ続きました。
すぐに49日の法要がやって来ました。
そして、その日に納骨をする予定でした。
まずは日にちを決めるために葬儀会社経由で「お寺さん手配」
を依頼しました。◆◆
◆◆ 数日後、葬儀のお勤めしていただいた住職から電話が
ありました。
希望日の候補は伝えてありましたので、住職の都合を
伺って 〇〇日の日曜日、15時にお墓でと言う事に
なりました。◆◆
◆◆ 住職は当日都内で法要があるので、直接お墓に向かい
ますとの事。
法要を県内の村のお墓の前で行い、納骨の読経をするとの
話しでした。
費用5万円で、「遠距離代金はご相談ください」の回答は
「タダでいいですよ」の言葉に甘えて、誰に相談する事なく
即決しました。長い!◆◆
◆◆ 当日がやって来ました。
親族は15名ほどが集まっていました。
時間通りに住職が黒の高級車で現れました。
そして、挨拶もほどほどで49日法要が始まりました。
読経に続き、みんなでお線香をたまむけました。
仏法の話をいただき無事に終了しました。◆◆
◆◆ 住職が「石屋さんはまだおいででないのですか?」と
尋ねました。
私は答えました。
「納骨はここの職員の立ち合いで私達で行いますので大丈夫
です」呆れ顔で、「これを持ち上げて皆さんがなさるの
ですか?はぁ、珍しい。頑張ってください!」とお布施を
受け取って、風のように高級車で去って行きました。
これとは、お骨を納める所を塞ぐ、見るからに重そうな石材
こ事です。◆◆
◆◆ 石屋さんの話は、役所に申請の電話をした時に尋ねられた
ので、必要なのは知っていました。
でも、父の納骨も私達だけでやりました。
ただ、村役場に申請していなかったので、霊苑の人が飛んで
来てお説教を喰らったのを鮮明に覚えています。
今回はその轍は踏まないと、手配済みです。◆◆
◆◆ そんなお利口な私は、事前に百円均一によって分厚い
ゴムのドアストッパを2個買っていました。
納骨場の蓋をしている石材は、だいたい90cmx45cmx
15cmの大きさで推定40kgもありそうでした。
年長の家族は大中のバールを2本用意してくれていました。
前回もできたのだから問題ないと、全員が思っていました。◆◆
◆◆ 私達はお寺さんの呪われた言霊の意味を、痛恨する事に
なりました。
その石材は風化してびくともしません。
ずらす事も指を入れる事もできません。
それでもなんとか数人で持ち上げて、石の隙間が覗きました。
間髪を入れず私のゴムストッパの登場です。
それを挟んだ隙にバールを差し込みました。
大勢で石材を抱え、なんとか開放することが出来ました。
やった~っっ。◆◆
◆◆ 納骨の開放口は思ったより狭く、顔をの覗き入れるのが
やっとでした。
良く見ると骨壷がいくつか倒れ、お骨たちが俺だという主張も
できずに散乱していました。
それを集め納めなければ兄の入る場所がありません。
また、さあ大変だ!◆◆
◆◆ 白羽の矢が当たったのは、私の息子でした。
一番細くて若かったからです。
何とか足から入り、身をかがめお骨たちを集め、いくつかの
骨壷に誰れそれとなく静かに納まってもらいました。
息子よ、でかした!めでたしめでたし!、、、。◆◆
◆◆ 石材を元のように戻し、100円均一で買ったパテでみっと
もなく凸凹に仕上げ、その場で解散になりました。
後見人は本当に疲れ果てたのは、、、。◆◆ おしまい
コロナに負けるな!
スタミナつけてね!